アジアサッカー連盟（AFC）は29日、インドのニューデリーでAFCアニュアルアワードの受賞者を発表し、男子日本代表のフェアプレー賞受賞、および女子日本代表の年間最優秀チーム賞受賞が発表された。

　男子日本代表が受賞したフェアプレー賞は、AFC主催の各種大会に参加する各国代表チームおよびクラブに付与されるフェアプレーポイントを基に選考される。男子日本代表は689.26フェアプレーポイントを獲得氏、イラク（631.95ポイント）、中国（640.64ポイント）を抑え、連盟内で最も獲得ポイントが高い国となった。

　一方、女子日本代表は年間最優秀チーム賞を受賞。カナダの各地で6月6日から7月5日にかけて行われたFIFA女子ワールドカップにおいて、なでしこジャパンはグループステージを全勝で首位通過し、オランダ、オーストラリア、イングランドを次々と撃破して決勝に進出。決勝ではアメリカに5-2で敗れたものの、ロンドン五輪を含め3大会連続でファイナリストとなっていた。

　同アワードではこの他にも、女子U-19代表の高倉麻子監督が年間最優秀監督賞に、AFCU-19女子選手権でMVPに選出されたFW小林里歌子が年間最優秀女子ユース賞に選出されたほか、日本サッカー協会によるサッカーの草の根運動や普及活動が認められ、ベトナム、ブルネイとともにAFC会長功労賞が贈られている。

【了】