浦和レッズのサポーター【写真:Getty Images】
浦和レッズは29日、前日に行われた明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ準決勝のガンバ大阪戦でサポーターに観戦ルール違反行為があったと発表した。
試合後に南スタンド自由席の観客がグラウンドに向けて紙コップを投げ込んだことが違反にあたり、当事者を特定してすでに面談を行ったという。
そこで紙コップを投げ込んだ観客は「チームの敗戦が悔しくて衝動的に行ってしまった」と事実を認めて謝罪し、今後同じことを繰り返さないことを約束したうえでホームゲーム2試合の入場自粛を申し入れた。浦和はこれを受け入れている。
サポーターがG大阪のパトリックに対してSNS上で差別的発言を投稿したことも問題になっている浦和だが、今回の件を受けて改めて「スポーツは闘いです。しかし、そこにはルールがあります。浦和レッズは、『SPORTS FOR PEACE!』プロジェクトのもと、安全で快適なスタジアムづくりに取り組んでおります」と、ファン・サポーターに健全なクラブ運営への協力を求めている。
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