HSV戦でのオウンゴールに批判集中
重要なことは、来季はチャンピオンズリーグの舞台に戻ることだ。それこそが今季のボルシア・ドルトムントにとって、最大の目標である。
2015年11月26日に行われたヨーロッパリーグのグループC第5節、対クラスノダール戦をBVBは0-1で落とした。敗戦の後でミヒャエル・ツォルクSDは「この流れを断ち切らなければならない」と言う。代表ウィークが明けてから、20日のハンブルガーSV戦に続いて、公式戦は2連敗となった。
「流れ」が少し悪い。HSV戦では集中を欠いてスタイルを示すことができずに敗れ、クラスノダール戦では何度も決定機を作り出しながら、最後までゴールを割ることができずに敗れた。HSV戦でオウンゴールを喫したマッツ・フンメルスに対して一部のメディアから批判が噴出し、ピッチ外も騒がしい。
もっとも監督トーマス・トゥヘルが「何の根拠もない批判」と言うように、それは批判というよりは私怨のようなものとなっている。
HSV戦ではそもそもチーム全体のパフォーマンスが噛み合わず、フンメルスのオウンゴールは3失点目のものだった。ハンス・ヨハヒム・ヴァツケ社長も「フンメルスは今後も極めて重要な選手だ」とBVBの主将を擁護し、批判を誇張されたものと捉えている。
しかし、そうした「根拠もない批判」が出てくることが、「流れ」が悪いことの何よりの証拠なのかもしれない。29日にドルトムントは、ブンデスリーガの第14節をシュトゥットガルトと戦う。試合をホームに迎えるだけに、ぜひとも勝利を収めて、悪い「流れ」を断ち切りたいところだ。