スコットランド1部ダンディー・ユナイテッドと合意したGK川島永嗣の労働許可証発行が遅れていることについて、チームを率いるミチュ・パーテライネン監督は不満を示したようだ。25日に英紙『デイリー・レコード』が報じている。

　川島は今年11月にダンディー・Uと全ての条件面で合意し、労働許可証が発行されれば契約を交わす段階まできていた。だが、約1ヶ月が経とうとしている今日にも、まだ労働許可がおりていない。このことについて、パーテライネン監督は不満をあらわにしている。

「私は永嗣に関する物事についてイライラしている。これは冗談では済まされないことで、取り引きに支障をきたす恐れがあることだ。永嗣も座っていることしかできなくて不満を持っている。彼は我々と一緒にトレーニングをすることを許可されていないため、自分で考えたプロサッカー選手としてのトレーニングを行っている」

　ダンディー・Uはスコットランド中央部からやや東に位置する港町のダンディーを本拠地とするクラブで、同じダンディー市にはダンディーFCという名前のクラブが存在しライバル関係にある。ダンディー・Uの本拠地であるデンズ・パークとは道を挟んで向こう側、徒歩でわずか3分という距離だ。

　パーテライネン監督は、これまでキルマーノックやハイバーニアンなどスコットランドのクラブでの指導経験があり、2011年から今年7月まではフィンランド代表の監督も務めていた。

　川島の労働許可証発行を待っている間に元コートジボワール代表MFギー・デメルが加入した。同選手はすでにトレーニングに参加している。川島も早くチーム練習に参加して、守護神の座を掴み取りたいところだ。

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