ロアッソ熊本の小野剛監督が退任【写真:Getty Images】
J2のロアッソ熊本は25日、小野剛監督と来季の契約を結ばないことを発表した。同監督は昨季からチームを率いていたものの、2年連続で13位に終わりJ1昇格を成し遂げられなかった。
退任に際して小野監督はクラブ公式サイト上でコメントし、「チームは最後の最後まで諦めないサッカーを見せてくれましたが、目標を達成することができませんでした。クラブからは来シーズン続投のオファーをいただきましたが、自分の中では1年1年強い覚悟をもってやっているなかで、J1昇格・プレーオフ出場という目標を達成できなかったことに対して、けじめをつけることを決めました」と、解任ではなく自ら進んで身を引いたことを明かした。
そして「この2年間、ファン、サポーターの皆様には、どんな状況でも心強い声援をいただいたことに感謝しています。また、選手、チームスタッフ、クラブ関係者の皆様をはじめ、ロアッソ熊本に関わる全ての皆様に感謝申し上げます」と感謝の言葉を述べて、別れの挨拶を締めくくっている。
これまで1998年フランスW杯出場時の日本代表コーチやサンフレッチェ広島監督、中国1部杭州緑城ヘッドコーチなどを歴任してきた小野監督は、2014年に熊本の監督に就任。今月11日にはJリーグから「8月26日の練習でスタッフに行き過ぎた注意をした」ことについて厳重注意を受けていた。なお後任は未定となっており、決まりしだい正式に発表される。
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