清水の新監督に就任した小林伸二氏【写真:Getty Images】
清水エスパルスは25日、2016シーズンの新監督に小林伸二氏を迎えると発表した。
ミッチェル・デューク、ピーター・ウタカらを獲得してシーズンに臨んだ清水は、開幕戦で鹿島アントラーズを3-1で破るという幸先のいいスタートを切る。しかし、その後5月10日のヴィッセル神戸戦までの勝ちなしが響き、1stステージを最下位で折り返していた。
8月1日に大榎克己氏が監督を辞任すると、J2・大分トリニータの監督を解任された後にヘッドコーチとして清水入りしていた田坂和昭ヘッドコーチが監督に昇格する。また夏の移籍期間では、鄭大世、角田誠らを獲得した。
監督交代に加えて大幅な補強を行うなど改善を図ったものの、9月19日の浦和レッズ戦から10月24日の柏レイソル戦まで5連敗を喫するなど、歯止めは掛からなかった。そして、10月17日の2ndステージ第14節のベガルタ仙台戦を1-0で敗戦し、3試合を残してJ2降格が決定した。
今月19日に辞任を発表していた田坂前監督に代わり、後を引き継ぐこととなった小林氏。トップチームを率いるのは今回が6度目となる。
大分、モンテディオ山形、徳島ヴォルティスなどをJ1に引き上げた経験を持つ“昇格請負人”である小林氏。果たして、サッカー王国・清水の復権に貢献できるか。
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