パウリーノ・デ・ラ・フエンテ(左)とマウロ・イカルディ(右)【写真:Getty Images】
ユルゲン・クロップ監督の就任で苦境を脱しつつあるリバプールは、1月に新戦力を迎えて本当の意味で指揮官好みのチームに変貌を遂げようとしている。
地元紙『リバプール・エコー』によれば、セリエAで首位を走るインテルから2選手の引き抜きを画策しているようだ。
1人目はエースFWのマウロ・イカルディだ。今季11試合4得点と苦しんでいる22歳の獲得には2500万ポンド(約47億円)もの移籍金が必要と見られているが、セリエA得点王の実績と将来性を考慮しても大金を支払うだけの価値はある。
そして2人目は下部組織でプレーする18歳のスペイン人MFパウリーノ・デ・ラ・フエンテとされ、こちらは近未来に向けた投資的意味合いが強い。
デ・ラ・フエンテの父親は『リバプール・エコー』紙に対し「彼にとってインテルに残ることが最優先」と息子の考えを代弁したものの、「アーセナルやリバプール、レバークーゼンから関心を示されている」と、獲得の意思を見せるビッグクラブの存在を認めた。
「数週間のうちにパウリーノの将来についてインテルと話し合う」として移籍について明言を避けたが、イングランド挑戦は十分にありうる選択肢として考慮されているようだ。
クロップ監督は冬の移籍市場で積極的に新戦力確保に動くと見られる。イカルディやデ・ラ・フエンテの他にもウェストハムでブレイクしたアルゼンチン人MFマヌエル・ランシーニらの獲得が噂され、早くもマーケットの中心に躍り出ようとしている。
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