どこが優勝するかわからないJ1
群雄割拠のJ1は、毎年、どのチームが優勝してもおかしくないと言われる。多くのクラブに可能性があることは、このリーグを面白いものにしている。2007年から3連覇を果たした鹿島アントラーズのような稀有な存在もあるが、今季はどこが優勝するのか、という予想も楽しいものだろう。
J1の歴史的に、失点の少ないチームが優勝することが多い。2006年の浦和レッズ、2009年の鹿島は最少失点で優勝を果たしている。“最少”ではなくとも失点を減らしたチームが戴冠に近づいているのは、得点力を伸ばすより守備力を強化する方がより効果が出るのが早いからだろう。
そんな中で今季の広島は、得点は最多で失点は最少だった。この結果を見てもいかに広島が安定した試合を続けたかがわかる。攻撃力と守備力、片方が秀でているだけでは、優勝するのは難しい。
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