ガンバ大阪【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグ2ndステージ最終節が22日に行われ、各地で熱い戦いが繰り広げられた。
その中でもとりわけ注目を集めたのはチャンピオンシップ(CS)出場権をかけた最後の戦いだった。勝てば文句なしでCS出場権獲得のFC東京はホームでサガン鳥栖と、勝ったうえでFC東京が引き分けか負けでなければ出場権を逃すG大阪はモンテディオ山形をホームに迎えた。
FC東京は主導権を握りながらも鳥栖の粘り強い守備を崩しきれずゴールを奪えない展開が続く。
反対にG大阪は60分過ぎからゴールショー。61分に大森晃太郎が先制点を挙げると、63分に再び大森がゴールネットを揺らして追加点を奪う。さらに1分後の64分、今度は途中出場の長沢駿が決め、66分にはこちらも途中からピッチに立った米倉恒貴が4点目を奪った。
1点でも決めればCSに大きく近づくFC東京は中島翔哉や林容平といった攻撃的なカードを次々に切って鳥栖ゴールに襲いかかったが、最後の一歩が足りず得点が遠い。
そして両会場で試合終了の笛が吹かれた。最終結果はFC東京がスコアレスドロー、G大阪は4-0の勝利。勝ち点は両チームとも「63」で並んだ。しかし、得失点差が明暗を分けることになってしまった。
前節終了時に3位だったFC東京の得失点差は+12点、一方G大阪は4得点を挙げたため+19点でレギュラーシーズンを終えた。これにより順位が逆転し、最後の最後でG大阪が年間3位に滑り込んだ。
他会場ではサンフレッチェ広島が湘南ベルマーレを5-0で下して年間優勝と2ndステージ優勝を決め、浦和レッズがヴィッセル神戸を5-2で破って年間2位。そして年間3位になったG大阪はラストの執念でCS出場権を獲得した。
CSは11月28日に開幕し、年間3位のG大阪はアウェイで1stステージ優勝と年間勝ち点2位の浦和と対戦する。
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