パリで起きたテロ事件で友人2人を亡くしたことを明かしたハビエル・パストーレ【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)のハビエル・パストーレは、先週のパリでのテロ事件で友人2人を亡くしたことを明かし、フランスに戻ることに折り合いを付けるのが難しいと認めた。
13日、3人のテロリストがパリにあるバタクラン劇場で行われていたコンサートを襲撃し89人の死者を出したが、パストーレの2人の友人がその中に含まれていたという。
「2人の友人がフランスで命を落としてしまった。彼らは僕の家から3ブロック離れた所に住んでいて、(バタクラン劇場で行われていた)コンサートに行っていたんだ」と、パストーレはアルゼンチンのテレビ局『テレオチョ』に話している。
PSGの同僚であるブラジル代表のダビド・ルイスとウルグアイ代表のエディンソン・カバーニの2人はパリでの事態を目にし、パストーレとは違う理由でフランスに戻ることを懸念する姿勢を見せた。
特にルイスについては、「もはや安全を感じられない」とパリに戻りたくない心境について強調していた。しかし、13日のアルゼンチン戦で退場処分を受けたためにクラブの意向を尊重。16日にパリに戻っている。
一方、カバーニはウルグアイ代表のチームメイトであるアルバロ・ゴンサレスと話をしたようだ。ゴンサレスは次のように語った。
「フットボールにとっても、パリの町にとっても、おぞましいものになってしまった。ダビド・ルイスはパリに戻りたくないと語ったし、エディンソンも出来ればそのようにしたいと語っていたよ」
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