アジア二次予選突破が危機的状況となった中国代表【写真:Getty Images】
中国代表は現地時間17日にロシアW杯アジア二次予選で香港代表と対戦し、0-0の引き分けに終わった。この結果により、中国はグループ2位以下が決定し、最終予選進出が非常に厳しい状況となっている。
試合後に、北京電視台(BTV)でスポーツ解説をしていた魏李東氏が、番組途中で涙を拭うシーンを見せた。中国としては、全グループの2位チームのうち成績上位4枠に入る他に突破の望みはない。
香港は中国の特別行政区ということもあり、格上である中国から勝ち点を掴みとったことでまるで勝利したかのような喜びを見せている。
2006年W杯のアジア予選では一次で敗退し、2010年W杯と2014年W杯では三次予選で敗退している。中国がW杯に出場したのは2002年の日韓大会のただ1度だけだ。
ACLでは広州恒大が決勝へ進出しているように、クラブレベルでは世界的ビッグネームの獲得などで飛躍的な進歩を遂げている中国だが代表では苦戦が続いている。
三大会連続でW杯を逃しているが、2018年W杯本大会出場に向けた今回のアジア予選でも敗退の危機が迫っている。
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