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鹿児島UのJ3加盟が正式承認。創設2年で全国53番目のJクラブに

text by 編集部

鹿児島UのJ3加盟が正式承認。創設2年で全国53番目のJクラブに
鹿児島ユナイテッドFC公式サイトより

 JFLの鹿児島ユナイテッドFCは17日、来季のJ3参入が同日のJリーグ理事会によって承認されたことを発表した。

 すでにJリーグクラブライセンス事務局からは来季のJ3ライセンスを発行されており、J3参入の基準であるJFLの最終順位4位以上も確定しているため、満を持してのジャンプアップとなる。

 鹿児島ユナイテッドFCは九州サッカーリーグのヴォルカ鹿児島とFC KAGOSHIMAの2クラブが、Jリーグへの加盟を目指すにあたってリーグ側から同県内の申請一本化を求められ、県サッカー協会主導で両クラブを統合し2014年に発足した。

 最近2年間はJFLに所属しており、今季は4位で終えたため17日に開かれたJリーグ理事会でJ3加盟が正式承認されている。

 これを受け代表の徳重剛氏がクラブ公式サイトでコメントを発表し、「私たち鹿児島ユナイテッドFCが、この理念を遂行する一員として、Jリーグに入会することが出来たことを非常に嬉しく思うと同時に、その責任の重みを感じています。『サッカーどころ』と言われることもある鹿児島に、やっとJクラブが誕生し、鹿児島の子供たちが、地元のトップチームで活躍する夢を描けるようになりました」と喜びを語っている。

 そして「クラブの選手、スタッフ、職員のみならず、ファン・サポーターやボランティアスタッフ、スポンサーの皆様、サッカー関係者の皆様、自治体の皆様など、多くの人の想いが結集した結果です。また、前身のクラブでも『鹿児島にJを』という想いで現在の礎となり、ともに戦ってくれた人もいます」とクラブを支えた人すべてに感謝の気持ちを述べた。

 今後は鹿児島の地からさらに上を目指していくことになる。徳重代表は「Jリーグに入ることが、最終ゴールではありません。このクラブの理念は、『鹿児島をスポーツで盛り上げること』です。試合の結果に一喜一憂し、世代を超えた共通の話題となり、世界中の鹿児島を愛する人が一体となって鹿児島が元気になることが目標です」と、上のカテゴリへ挑戦する意思を力強く宣言した。

 全国53番目のJリーグクラブとしてスタートを切る鹿児島ユナイテッドFC。これで九州・沖縄地方には宮崎県を除くすべての県にJクラブが存在することになる。今季加盟1年目でJ3に旋風を巻き起こしたレノファ山口のようなパフォーマンスを見せられるか、その船出に注目が集まる。

【了】

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