柏木陽介【写真:Getty Images】
日本代表は13日、シンガポール市内で練習を行った。
ボランチとして攻撃のタクトを振るい、攻撃を操った柏木陽介。少ないタッチでパスを捌き、全体を活性化させた。
「レッズもいい選手が揃っているけど、日本代表ということで一人ひとりの能力が高い。細かいパスのやりとりはレッズよりやりやすかった」
ショートパスを織り交ぜながら意図的に時間をかけ、タメを作ってもいた。
「あれがサッカーにとって大事やと思う。あのパス何でと思う人もいるかも知れないけど、あれが相手を引きつける」
それはかつて代表に君臨した遠藤保仁のスタイルに似ている。
「イメージ的にはそういうところを意識したい。今まで左利きのボランチはいなかったのでそういうところも意識していきたい」
縦に速く、というハリルジャパンのベースからは少し外れるかもしれない。だが、柏木もスピードアップさせるパスは出せる。それだけでなく、一見余計に思える配球を織り交ぜることで自身の色を出していくつもりだ。
【了】