アーセナルのイングランド代表FWダニー・ウェルベックは12日、アーセナル公式ウェブサイトにコメントを寄せた。曰く、ピッチに戻る日が待ち遠しいようである。

　ウェルベックは4月26日に行われた14/15シーズン第34節のチェルシー戦で左膝を負傷。オフシーズンを通してリハビリを行ってきたものの、順調な回復が見られなかったため手術に踏み切っていた。

　具体的な復帰時期については未定だが、復帰に向けた心境を語っている。

「ゆっくりだけど、着実に良くなっているよ。みんなのことをジムから見るのは辛いことだね。でも、ピッチに戻ってまた走り出せる日が来たら幸せさ。僕にとっては難しい時期だけど、強くなって帰ってくるよ」

「僕はただフットボールに戻りたいんだ」と語るウェルベック。彼は9月に手術を受け、現在はリハビリに取り組んでいる。経過は良好なようだ。

「僕は筋力トレーニングをしていて、それは大変なことだけど、この両手で自分の復帰を掴み取るために行っているんだ」

　ウェルベックにとって良かったことのひとつに、アーセナルの試合をスタンドから観戦できたことが挙げられている。彼はチームやチームメイトについて、新たな見方を得たようだ。

「感動したね。みんなは彼ら一人ひとりのプレーの良さをハッキリと分かっているだろう。でも、僕は試合を遠くから見て分かったんだ。いくつかのパスや彼らが持つ視野、そしてプレーやゴールは本当に素晴らしいよ」

　アーセナルは、首位マンチェスター・シティと勝ち点26で並ぶ2位につけており、12シーズンぶりのリーグ優勝を目指している。一方、チャンピオンズリーグ（CL）ではグループ最下位で16シーズン連続の決勝トーナメント進出へ危機的な状況に陥っている。

　2つのコンペティションで負けられない試合が続くが、仲間のプレーを見て新たな発見を得たウェルベックは、チームの救世主となるだろうか。

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