「前回シンガポールは攻撃の面で全く迫力がなかった」
【日本 2-0 シンガポール(前半終了) 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
日本代表は12日、2018年ロシアW杯アジア2次予選においてアウェイでシンガポールと対戦。
これまで先発メンバーに名を連ねてきたMF香川真司がベンチスタートとなり、柏木陽介、清武弘嗣、金崎夢生といった面々が先発に名を連ねた。
イングランド人ライターのショーン・キャロル氏は、この中で柏木と金崎に注目。「2人ともJリーグで活躍しているので、代表でも貢献できるか楽しみ」と語った。
特に金崎に関しては「ヨーロッパから帰ってきて非常に成長したと思う。フィジカル面も動きの面も」と高く評価。センターFWとしての活躍に期待を寄せた。
試合は戦前の予想通り立ち上がりから日本が攻勢をかける展開。それでもGKイズワン・マフブードが6月の試合と同じく好守を見せる。
この試合でも90分を通して好パフォーマンスを維持すればJリーグ入りの可能性も高まるが、キャロル氏は「J2なら絶対通用する。J1でもチーム次第では無理でではないと思う」と高く評価していた。
それでも20分、日本に待望の得点が生まれる。右サイドの本田が上げたクロスを武藤が落として最後は金崎がネットを揺らす。約5年9ヶ月ぶりの代表復帰戦でのゴールについて、キャロル氏は「すごく落ち着いていた」と讃えた。
さらに26分には本田のゴールで2-0とリードを広げた。この展開にキャロル氏は「ゲームオーバー。前回シンガポールは攻撃の面で全く迫力がなかった。2、3点取る力はないと思う」と今後の焦点は日本がいかに得点を稼ぐかという点となったことを示唆した。
そして、前半で最も印象的だった選手には「長谷部と柏木のコンビ」とし、「お互いの役割をしっかり理解している」と評価した。
【了】