シャルケで圧倒的にパスさばきが上手い内田
マヤの予言は当たりませんでしたね(←いい加減しつこい)。
地球が崩壊しなかったので、無事に『フットボールサミット第10回 内田篤人が愛される理由。』も発売することができました。めでたしめでたし。
本人のコメントはもちろんですが、シャルケや代表のチームメートなど色んな方が内田の魅力について語っています。
制作していく中で、改めて内田のプレーヤーとしての良さって何だろう? と考えたのですが、僕は味方に与える安心感とか信頼感にあるんじゃないかな、と思います。
特にゴールキーパーとセンターバックは、かなり内田に頼っている部分がありますね。
シャルケの試合を見ると、今の正GKのウンナースタルやバイエルンに移籍したノイアーは、ボールを持つと必ずと言っていいほど内田を見ているんですね。
なんでかって、シャルケの場合は他のディフェンスラインの選手があまり信用できないから。
ブンデスリーガのDFは、体が強くて、1対1に負けない屈強なタイプが多いんですが、その分、足下の技術がかなり怪しいんです。その点、内田は相手が前からプレスしてきても、パパっとさばけちゃうので、GKとしては安心してパスを出せるんです。
川島が内田にパスを出すワケ
代表の場合、吉田と今野はシャルケのDFよりもずっとパス出しの技術が高いので事情は違うのですが、でもやっぱり川島が困ったときに見るのは内田。
日本代表の攻撃は、左サイドから崩すことが多いんです。川島が今野か吉田に出して、それを遠藤につける。遠藤は長友に出して、そこに本田と香川が絡んで…というパターン。
ところが、相手もバカじゃないですから、左サイド対策ががっちりやってくるので、うまくいかないこともあります。3次予選のウズベキスタン戦だったり、最終予選のイラク戦だったり。
何をしてくるか、と言えば主に遠藤への密着マークなんですが、そうなると今野と吉田に出したとしても、次の出しどころがないのでボーンと大きく蹴るしかなくなって、まったく自分たちのサッカーができなくなってしまうんです。
長友は割と高い位置にいることが多いので、そこへ川島が出すのはあまり賢くはないですね(ピタっと出せるならいいですけど)。
で、そこで内田ですよ。
みんながいっぱいいっぱいのときでも、サッとボールを貰える位置に下りてくるので、川島は相当助かっていると思います。
プライベートでも仲が良く、「アツト」なんて呼んでしまっている川島は(この呼び方がBL的誤解を生んでいると思う)、内田についてどう思っているんでしょうか?
本人を直撃した記事が載っているので、詳しくは本誌を……と思ったら、結構本屋さんで売り切れているみたいなんです。
なので、お詫びといっては大げさですが、記事の一部を公開しているので、新しく入荷されるまで、こちらを読んで待っていてください!↓
情熱的な男・川島永嗣から見た内田篤人 | ジュニアサッカーを応援しよう! 総合サイト