クラブW杯出場を決めたマゼンベ【写真:Getty Images】
現地時間8日、CAFチャンピオンズリーグ(アフリカ版のチャンピオンズリーグ)決勝戦2ndレグが行われ、コンゴのTPマゼンベがアルジェリアのUSMアルジェを破り、優勝を果たした。
アウェイでの1stレグを2-1で先勝していたマゼンベは、続くホームでの2ndレグでも2-0で勝利し、合計スコア4-1で5年ぶり3度目の優勝を決め、アフリカ代表として12月に日本で行われるクラブW杯出場権を手にした。
マゼンベは同大会でコンゴ代表FWムブワナ・サマタとコートジボワール代表FWロジャー・アサレのコンビが大爆発。サマタは決勝2試合ともにゴールを奪い、大会通算8ゴールで得点王に輝いた。
決勝戦2ndレグで大会6ゴール目を決めたアサレも得点ランク2位となり、2トップが上位を独占した。
2009年にUAEで行われたクラブW杯では6位に終わってしまったマゼンベだが、翌2010年にはブラジルのインテルナシオナルを2-0で破って決勝へ進出。インテルに0-3で敗れてしまうが、クラブW杯が現行のフォーマットに移行して以降、初めて「南米vs欧州」の決勝戦の構図を壊したチームとして知られている。
また、ゴール後の独特なパフォーマンスで話題となった元コンゴ代表GKロベルト・キディアバも健在だ。今季のCAFチャンピオンズリーグでは全試合に出場しており、ゴール後の歓喜のダンスが日本でも見られるかもしれない。
マゼンベは、オセアニア代表のオークランド・シティと今季のJリーグ王者の勝者と12月13日に大阪で対戦する。
出場チームは7枠のうち5チームが決定しており、残るは開催国代表のJリーグ王者とアジア代表のACL王者のみとなっている。
ACL決勝は8日に1stレグが行われ、UAEのアル・アハリがホームで中国の広州恒大とスコアレスドローとなっている。出場決定チームは以下の通り。
欧州代表:バルセロナ(スペイン)
南米代表:リーベルプレート(アルゼンチン)
北中米代表:クラブ・アメリカ(メキシコ)
オセアニア代表:オークランド・シティ(ニュージーランド)
アフリカ代表:マゼンベ
アジア代表:アル・アハリ(UAE)または広州恒大(中国)
開催国代表:Jリーグ王者/12月5日決定
【了】