アウェー戦落とすも新体制で明らかに内容が改善【写真:goal.com】
9日に行われたブンデスリーガ第12節でニュルンベルクは敵地でボルシア・メンヒェングラッドバッハ(ボルシアMG)と対戦し、1ー3で敗れた。先制点をアシストしたMF清武弘嗣は、長谷部誠とともにフル出場。チームの未勝利は続いているが、ドイツメディアは内容が向上したことを評価している。
前節のフライブルク戦に続き、ボルシアパークでも長い間、内容が勝っていたニュルンベルク。高い位置でのプレスが効き、60分あたりまでボルシアMGに主導権を譲らなかった。しかし、不運な判定に悩まされたほかにも、センターバックの負傷交代が響き、最後の20分で3失点を喫している。
それでもメディアは、ニュルンベルクのプレーを評価しているようだ。『ビルト』では勝利したボルシアMGの平均点が3.64だったのに対し、ニュルンベルクは3.42だった。同紙は、長谷部のプレーには3と及第点、スルーパスでアシストを記録した清武には4をつけている。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
一方『キッカー』のチーム平均点でもニュルンベルクが3.4とボルシアMGの3.5をわずかながら上回っている。同紙は長谷部と清武に3と2位タイの採点をつけた。
地元メディア『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』でも長谷部のパフォーマンスに対する評価は3だった。次のとおりの寸評を掲載している。
「目立たないが、キープ力を備える貴重なプレー拠点で、『安定軸』でもあった。時折、もう少しエネルギッシュに取り掛かっても良いかもしれない」
『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』は、清武のプレーにも3をつけ、以下のようにコメントした。
「ついにプレーを楽しむ姿勢を見せた。1-0の演出に限らず、賢いパスの出し手として輝きを放っていた。自らより意欲的にフィニッシュに持ち込むべき」
開幕12試合勝ちなしのニュルンベルクは最下位に転落。次節はホームにヴォルフスブルクを迎える。