今季限りでの退任が発表された新潟の柳下正明監督【写真:Getty Images】
J1のアルビレックス新潟は9日、柳下正明監督と来季の契約を更新せず、今季限りで満了となることをオフィシャルサイトで発表した。
コンサドーレ札幌やジュビロ磐田などでも指揮を執った柳下監督は、2012年6月に新潟の監督に就任。残留争いをしていたチームを15位に導くと、翌シーズンはクラブ史上2番目の好成績となる7位にまで押し上げた。
しかし、今季は昨季に続いて2年連続で残留争いを強いられるなど、苦しいシーズンとなってしまった。新潟は2ndステージ第15節の湘南ベルマーレ戦で0-2で敗れてしまったものの、辛うじて残留を決めている。
新潟の田村貢社長は、「今後、アルビレックス新潟がさらなる成長を遂げるために、総合的に判断をして、柳下監督には今季までをもって契約を満了とさせていただく決断をいたしました」と、契約更新をしなかった理由を説明している。
ナビスコ杯ではクラブ史上初となるベスト4まで進出しているが、天皇杯では3回戦で敗退しているため、次節アウェイでの柏レイソル戦が柳下監督のラストゲームとなる。
なお、後任監督については発表されていない。
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