ネイマール【写真:Getty Images】
リーガ・エスパニョーラ第11節が現地時間8日に行われ、バルセロナはビジャレアルを3-0で粉砕した。
この試合ではルイス・スアレスとネイマールの活躍が目立った。前者はPKで1得点し、後者は60分に1点目、そして85分に驚愕のテクニックを見せつけてスーパーゴールを奪い勝負を決めた。
まさにゴラッソと言うべきゴールはいかにして生まれたのか。スアレスが左サイドをドリブルで突破してクロスを送り、ボールは中央のネイマールの元へ。それをブラジル代表の天才アタッカーは懐に収めると、右足で蹴り上げて自分は素早くターンして相手DFを置き去りにし、ボールの落ち際をボレーシュートで叩いてゴールネットに突き刺した。
圧巻のテクニックとプレービジョンが融合したゴールを試合後に振り返ったネイマールは、「前もって動きを考えていたら、結果的にうまくいった」と、ボールを受ける前にどんなプレーをするか決めていたという事実を明かした。スペイン紙『アス』が伝えている。
しかし、自身のスーパーゴールとチームの快勝に一切浮かれていない。宿敵レアル・マドリーが今季初の敗戦を喫してバルセロナは単独首位に立ったが、「チーム全体がうまくいっていた。今日のような試合を続けなければならない。ビジャレアルのような素晴らしいチームを倒したんだ。僕としてもチームに貢献できてうれしいけど、もっと向上できる。チームメイトたちとともに成長を維持しなくてはならない」と、ネイマールは気を引き締める。
そして代表ウィーク明けに待ち受けるマドリーとのエル・クラシコに向けて「リーグ戦は一旦休みになるけど、僕らは今クラシコのことを考えている」と、すでに気持ちを切り替えて次なる戦いに闘志を燃やしている。
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