宇佐美貴史【写真:Getty Images】
日本代表は8日、W杯アジア二次予選の2連戦に向けた合宿をスタートさせた。
二次予選の初戦となったシンガポール戦、ハリルジャパンは多くのシュートを浴びせながら1点も奪えず、まさかのスコアレスドローに終わった。その後は全勝中だが、あの試合で勝てなかったのは課題だ。
宇佐美貴史はホームのシンガポール戦について「攻撃の問題だと思う」と話す。「崩していくチームの問題も多少あったのかもしれないですけど、それ以上に最後のシュートというか、一番最後の質がことごとくって感じだった」と振り返った。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は今回のシンガポール戦をリベンジとしている。宇佐美も「ホームで勝てなかったってところで何かモヤモヤは絶対あると思う」と話しており、そうしたものを払拭して勝利を重ねていく構えだ。
好セーブを連発し、日本に得点を許さなかったGKのイズワンに関しては「もちろん素晴らしかったですけど、自分たちが焦って焦って相手のGKを乗せてしまった」と考えている。冷静にゴールをこじ開けられる宇佐美が本来の力を発揮できれば、ネットを揺らすこともできるはずだ。
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