本田の退団直訴を否定した副会長
本田圭佑退団の真相? ミラン退団の会談の裏側? それを探るも何も、当事者の口からはこんな発言が出た。
「本田から我々に対し、退団の意思表示がされたことはない」
6日、アタランタ戦の前日練習に臨むチームを訪問したアドリアーノ・ガッリアーニ副会長が『ミランチャンネル』に向けて発言したものだ。ミラネッロ入りに居合わせた地元記者には、本田は少なくとも今シーズン終了まではミランに残留するとも伝えられたという。
「戦力外にされて不満を持っていた本田が移籍を直訴した」という地元メディアの報道は、公には否定されたということになる。
まあもっとも5日の時点では「今季終了までの残留で本田、クラブ双方ともに合意(コリエレ・デッラ・セーラ)」と報じられていたわけで、すなわち結論は同じ。
じゃあやっぱり話し合いもあったということでは、という推論も可能になる。第一、否定をするなら5日に情報が出たところで即リリースを出しても良かったわけだ。しかしそれをわざわざこのタイミングでやる必要があったのは、直前の監督記者会見が騒ぎになったからだ。
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