マウロ・イカルディ(左)とシュテファン・キースリンク(右)【写真:Getty Images】
エースのダニエル・スターリッジと新加入のダニー・イングスを負傷で失い、クリスティアン・ベンテケもケガがちと、得点源に不安を抱えるリバプール。今季途中からチームを率いるユルゲン・クロップ監督は冬に新たなFWを迎えようと動いている。英紙『メトロ』が報じた。
ターゲットの1人はインテルのマウロ・イカルディだ。昨季本格ブレイクを果たしたアルゼンチン代表FWは、最近キャプテンマークを巻く試合が増えるなど急速に成長を遂げている。
一方で今季はスランプともいえるゴールの少なさで、スタメンを外される試合も増えてきた。インテルのエースであることに疑いはないが、調子が戻らなければベンチが定位置になってしまい、移籍を決断するかもしれない。
そしてもう一人、クロップ監督が獲得を希望しているのはレバークーゼンのシュテファン・キースリンクと見られている。ドルトムント時代にも苦しめられたドイツ代表経験のあるベテランFWは力強いプレーが持ち味の万能タイプで、イングランドでの得点量産も期待できる。
キースリンクは来年のEURO出場を意識していないため、冬の移籍を阻む心理的障害は少ないが、過去にリバプールからのオファーを拒否したことがある。クロップ監督になってその気持ちに変化があるのだろうか。
チャンピオンズリーグ出場権を獲得するためにも得点源となるストライカーを確立したいリバプール。冬の補強はシーズン最後の成績に大きな影響を及ぼすかもしれない。
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