今季限りでのミラン退団が報じられた日本代表FW本田圭祐【写真:Getty Images】
ミランに所属する日本代表MF本田圭祐が、今季限りでチームを退団することでクラブ側と合意したようだ。『スカイスポーツ』など複数の現地メディアが報じている。
本田は出場機会がなかった先月4日のナポリ戦後にクラブの補強方針やサポーター、さらにはイタリアサッカーのあり方について痛烈に批判する発言をし、現地でも大きな議論の的となっていた。
その発言が影響したかは定かではないが、以降本田はベンチスタートが続いており、4試合連続で試合終了間際の投入となっていた。
本田は4日に行われたチーム内での夕食会を抜け出し、アドリアーノ・ガッリアーニCEOと去就に関する会談を行っていたとされている。
同メディアは来年夏にミランを退団することで合意に達し、1月移籍のオファーが届いた場合でも、ガッリアーニCEOはシーズン内の残留を希望していると伝えている。
以前から本田にはウェスト・ハムを始めとするプレミアリーグのクラブが関心を寄せており、最近ではバレンシアなどの名前も浮上していた。
ミランと本田の契約は2017年6月末までとなっており、移籍情報サイト『transfermarkt』によれば、本田の移籍金は1100万ユーロ(約14億5200万円)とされている。あくまでも推定のため、クラブ間の交渉で上下はあるかもしれない。
クラブで戦力外扱いされていたインテルの長友佑都はロベルト・マンチーニ監督の信頼を勝ち取り、出場機会を徐々に増やしている。ここにきて、今季限りとなっているインテルとの契約を延長するのではとも報道されていた。
ミラノで2人の日本人選手が対照的な状況に置かれているが、果たして本田はミランを退団することになるだろうか。
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