リバプール復帰の可能性が報じられていたスティーブン・ジェラード【写真:Getty Images】
リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、MLS(メジャーリーグサッカー)のロサンゼルス・ギャラクシーに所属するMFスティーブン・ジェラードと連絡を取り合っていたことについて、復帰ではなく練習参加であることを明かした。5日に英メディア『スカイスポーツ』が報じている。
今年10月にリバプールの指揮官に就任したクロップ監督は、昨季までリバプールで主将を務めていたジェラードと電話で話し合いを行っていたとされている。同メディアによると、連絡を取り合っていたことは事実だが、練習参加を歓迎すると述べていたようだ。
「私はスティーブと接触していた。電話で1回と数回メッセージでやりとりしていたし、常にオープンであることは述べた。彼はレジェンドであり、練習に参加することは全く問題ないよ。ただ、他には何もない」
リバプールの下部組織で育ったジェラードは、1998年にトップチームデビューを果たしている。17年間同じクラブでプレーを続け、今夏の移籍市場でLAギャラクシーに移籍。7月17日に行われたサンノゼ・アースクエイクス戦でMLSデビューを飾り、14試合出場で2得点を決めていた。
LAギャラクシーはMLSのレギュラーシーズンを5位で終えてプレーオフに進出。しかし、シアトル・サウンダーズとの試合に敗れており、シーズンは終了している。
LAギャラクシーのブルース・アリーナ監督もジェラードのレンタル移籍の可能性を否定しており、古巣に復帰することは叶わなそうだ。
ただ、ジェラードは契約満了となる来季限りでの現役引退を示唆しており、常々リバプール愛を強調している。“選手として”の帰還はないかもしれないが、将来的に違った形でアンフィールドへ帰ってくることはあるかもしれない。
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