ラ・マシア出身のブスケツとペドロ【写真:Getty Images】
バルセロナは優秀な下部組織、通称“ラ・マシア”を持つことで有名だが、近年ラ・マシア出身のタレントの力不足が目立つ。31日付け『マルカ』が報じた。
オランダのアヤックスで指揮経験ある現マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督がバルセロナの監督を務めていた時代から始まったラ・マシアの改革は優秀な人材を送り出し続きた。
しかし、MFセルヒオ・ブスケツ、FWペドロ・ロドリゲス(現チェルシー)以降トップチームで十分なパフォーマンスを見せられる選手が出て来ていないのが現状だ。
近年、FWサンドロ・ラミレス、FWムニール・エル・ハダディ、GKジョルディ・マシップなど、将来を有望されている選手がトップチームで出場してはいるが、チーム内で定位置を掴みきれている訳ではない。
さらに先日のコパ・デル・レイに出場したMFウィルフリッド・カプトゥームやFWアイトール・カンタピエドラも十分なパフォーマンスを見せつけたとは言いがたい。
一時期にはEUROの2連覇、2010南アフリカW杯優勝を果たしたスペイン代表にはラ・マシア出身の選手が大半を占めるほどのタレントを輩出していたバルサだが、いずれまたトップレベルの選手を多数輩出する日は来るのだろうか。
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