バイエルンが興味を示しているハリー・ケイン【写真:Getty Images】
ブンデスリーガで首位を独走するバイエルン・ミュンヘンが、トッテナムに所属する22歳のイングランド代表FWハリー・ケインに興味を示しているようだ。1日に英メディア『90min』が報じている。
ケインは昨季公式戦で51試合に出場し31得点を決めるなど、ストライカーとして決定力を発揮して大ブレーク。さらに、イングランド代表として今年3月のリトアニア戦でデビュー。4試合出場で3得点を決めるなど、イングランドのみならず世界で注目の的となった。
しかし、今季は公式戦13試合出場時点で。わずか1得点と苦戦。注目を集めたが故に厳しくマークされ、力を発揮できてはいなかった。
それでも、25日に行われ公式戦14試合目となるプレミアリーグ第10節ボーンマス戦で同点弾を含む3得点を決めハットトリックを達成。5-1も大勝の立役者となり、復調の気配を漂わせた。
そして、そのケインにバイエルンが関心を抱いているという。同メディアによると、獲得するとなれば移籍金5000万ポンド(約93億円)はかかるとのこと。だが、ロベルト・レバンドフスキーやトーマス・ミュラーといった前線の選手に移籍の可能性もあるため、来夏の獲得に向けて準備を進めているとしている。
トッテナムとしても、貴重な得点源であるだけに手放したくはないはず。さらにはケイン自身もトッテナムへの愛着を隠してはおらず、契約も2020年まで。何より、本人が近い将来の移籍を否定する発言も残している。
しかし、バイエルンという現在のサッカーシーンで最も勢いのあるクラブから、高額なオファーを提示されるようなことがあればトッテナムもケインも心変わりしても不思議ではない。
来季、ケインがバイエルンのユニホームに袖を通すことがあるのか。ここからの残り試合、昨季以上の活躍を見せれば来夏の主役となる可能性は十分にあるだろう。
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