ヴォイチェフ・シュチェスニー【写真:Getty Images】
今季アーセナルからローマへと期限付き移籍したヴォイチェフ・シュチェスニーだが、心はロンドンに残してきたままのようだ。伊『スカイ』のインタビューで、古巣復帰の夢を捨てていないと明かしている。
「もし1年前の僕にローマへ行くなんて言っても、不可能だと思っただろうね」と語るシュチェスニー。昨季は後半戦で出場機会を失い、シーズン終了後にイタリア挑戦を決断した。試合に出続けていた頃は自分が移籍する可能性について考えたことはなかったようだ。
「僕にとってアーセナルは人生のすべてだった。(復帰の)夢を隠すことはしないよ」と、将来的な古巣帰還を信じて疑わない。
しかし、イタリアに来て学んだことも多い。シュチェスニーは「モルガン(デ・サンクティス)は初日から本当に素晴らしい。彼は英語が非常にうまくて、イタリア語もいくつか教えてくれた。彼から様々なことを学ぼうとしているし、練習中もずっと観察している。経験豊富だからね」と、定位置争いのライバルでもあるベテランGKの存在が助けになっていると述べた。
「今後何が起こるかはわからない。シーズンは9ヶ月もあって本当に長いし、毎週のように変化していくものだからね」
自身の将来も含め、今後について明言を避けたが、シュチェスニーがアーセナルへの復帰を希望している事実に変わりはない。ローマでは正守護神の座を獲得したが、ロンドンに戻ればライバルも多い。今季は残り7ヶ月。デ・サンクティスから多くを学び、アーセン・ヴェンゲル監督に自らの成長を認めさせたいところだ。
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