本田はベンチ予想。負傷離脱していたニアンが復帰へ
31日、イタリアの地元紙は1日のラツィオ戦では本田圭佑がベンチスタートとなり、右のウイングにはアレッシオ・チェルチが引き続き先発すると予想した。30日に本田の出場の可能性が高まったと報じていた『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、この日になって先発で起用されるパーセンテージを押し下げ「30%」としている。
4-3-3のシステム、および右のチェルチと左のジャコモ・ボナベントゥーラは健在だ。両者は30日の全体練習から外れていたが、クラブは「プログラム通りの別メニュー調整」と説明している。単なるコンディショニングの調整であり、1日の出場には問題ないという見方が支配的だ。
先発のチャンスが狭まる本田だが、途中交代でも序列を脅かしかねないライバルがチーム内に出現している。ジェノアからレンタルバックされたエムバイエ・ニアンである。プレシーズンに右足第5中骨を骨折し長く戦線から離れていたが、今週から本格的に練習復帰。そして31日、ラツィオ戦のメンバーの中に名を連ねた。
昨季ミランに所属していた時には、正直パッとしなかった。そのことを覚えていれば「これが本田のライバルだなんて」という気にもなるだろう。しかし彼はレンタル先のジェノアで生まれ変わった。ジャンピエロ・ガスペリーニ監督の薫陶を受け、調子の波を払拭。野性味あふれる突破で味方のゴールを演出するとともに、自らも14試合で5ゴールを奪った。