「僕らにとって極めて難しかった」
引いた相手は、ボルシア・ドルトムントにとって見慣れた光景となりつつある。2015年10月31日、ブンデスリーガ第11節でBVBは敵地でヴェルダー・ブレーメンと戦う。
ロイスは前半を「僕らにとって極めて難しかった」と振り返る。ドルトムントに対してブレーメンは5-3-2の布陣で挑んで来た。5バック+トリプルボランチで引いて、カウンターを仕掛けてくる。特に、左SBパクの裏が狙われた。
3分、右サイドで細かくパスを繋いで、フリッツが単独で突破を図る。パクの裏へ。ここではフンメルスがカバーに入った。カウンターで、高い位置を取るSBの裏を狙うという方法は、ヨーロッパリーグでガバラFKが取った手段に似ていると言えるだろう。
さらにロイスは「僕らは我慢強くプレーした。前半でリードを奪ったにも関わらず、必要なテンポを持てなかったんだ」と続ける。
9分、ギュンドアンがDFラインの裏に抜け出すムヒタリヤンにスルーパスを送る。右からムヒタリヤンが折り返す。ファーサイドでロイスが右足で蹴り込む。1-0。前半の早い時間でドルトムントがリードを奪う。
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