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武藤、ラストプレーでマインツを救いブンデス移籍後初ハットトリック!

text by 編集部 photo by Getty Images

武藤、ラストプレーでマインツを救いブンデス移籍後初ハットトリック!
武藤嘉紀がハットトリック【写真:Getty Images】

【アウクスブルク 3-3 マインツ ブンデスリーガ第11節】

 ブンデスリーガ第11節が31日に行われ、マインツはアウェイで最下位のアウクスブルクと対戦した。

 10試合連続で2トップの一角で先発出場したマインツの武藤嘉紀は18分、チームに先制点をもたらす。左サイドを突破したデ・ブラシスがクロスを送り、武藤がスライディングで押し込んで今季4点目を挙げた。また前節ブレーメン戦から2試合連続のゴールとなっている。

 続く30分、マインツは再び左サイドを崩すとマッリが仕掛けてペナルティエリア内に侵入して折り返し、それを受けたサンペリオがさらに右へ流すと、飛び込んでいた武藤が右足でゴールを陥れ、この試合2得点目でリードを広げる。

 反撃したいアウクスブルクは42分にPKを獲得し、それをフェルハーフが決めて1点差に迫り前半を終えると、後半一気に攻勢に出る。

 50分、左サイドを突破したカイウビのクロスにク・ジャチョルが合わせて同点に追いつくと、さらに82分、再びカイウビからボバディージャが決めてアウクスブルクが逆転に成功する。

 これでマインツは絶体絶命かと思われたが、試合終了の笛は鳴っていなかった。後半アディショナルタイムに入って93分、ペナルティエリア内でボールを受けた武藤は、しっかりコントロールして右足を振り抜く。ボールはゴールに突き刺さり、ラストプレーでなんとかチームを同点に導いて敗戦を免れた。

 武藤の土壇場の1点で何とか勝ち点1をもぎ取ったマインツは、次節強敵ヴォルフスブルクとホームで対戦する。今季11試合で6得点目を挙げた日本代表ストライカーは3試合連続ゴールでチームを再び救うことができるだろうか。

【得点者】
18分 0-1 武藤嘉紀(マインツ)
30分 0-2 武藤嘉紀(マインツ)
42分 1-2 フェルハーフ(アウクスブルク)
50分 2-2 ク・ジャチョル(アウクスブルク)
82分 3-2 ボバディージャ(アウクスブルク)
90+3分 3-3 武藤嘉紀(マインツ)

【了】

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