マルコ・ロイス【写真:Getty Images】
【ブレーメン 1-3 ドルトムント ブンデスリーガ第11節】
ブンデスリーガ第11節が31日に行われ、ドルトムントはアウェイでブレーメンと対戦した。香川真司はこれまで通り先発出場。ドルトムントの左SBにはパク・チュホが入っている。
序盤から主導権を握り、試合を動かしたのはドルトムントだった。9分、スルーパスに抜け出したムヒタリアンが右サイドから折り返し、逆サイドから飛び出してきたロイスが詰めてドルトムントが先制する。
その後もボールを支配し、何度もブレーメンのゴールに迫るドルトムントだが、ロイス、ムヒタリアン、香川といった選手たちはシュートを決められない。
そんな中32分、ブレーメンは少ないチャンスを確実に生かす。右サイドを突破したバルテルスが折り返し、グリリチュが放ったシュートはGKに弾かれるが、こぼれ球をウジャーが押し込んで同点に追いついた。
直後35分にはユヌゾビッチがヘディングでゴールを狙うも、ボールはわずか右に逸れてブレーメンに追加点とはならない。
失点で火が付いたドルトムントはさらに攻撃の意識を強め、44分に再び試合を動かす。香川から左サイドに展開し、オーバーラップしてきていたフンメルスが右足アウトサイドでゴール前にクロスを送る。そこにムヒタリアンがダイビングヘッドで飛び込みゴールネットを揺らした。そしてそのままドルトムントの1点リードで前半を終えた。
後半もドルトムントのペースは変わらない。51分、左サイドから切り込んだムヒタリアンが浮き球のパスをペナルティエリア内へ送ると、オーバメヤンがフリーでコントロールしてフィニッシュに持ち込む。しかし絶好機でシュートを枠外に飛ばしてしまい3点目は奪えなかった。
その後も次の1点が遠いドルトムント。71分には再びオーバメヤンが決定機を迎え、GKをかわしてシュートを放つが、正面に立ったDFに当ててしまいゴールならず。しかし直後にロイスが仲間のミスを帳消しにした。
72分、ムヒタリアンのスルーパスに抜け出したロイスは、GKの位置を冷静に見て右足を振りぬく。ボールはゴールネットに収まり、ドルトムントはリードを2点に広げた。
勝利を確信したドルトムントは、77分にロイスとパク・チュホを下げてカストロとシュメルツァーを同時に投入して守備の意識を高める。また85分にはギュンドアンを下げてピシュチェクを送り出し、最後の締めにかかる。
そして前半の失点以降は最後までブレーメンに付け入るスキを与えずタイムアップ。ドルトムントはリーグ戦3連勝を飾った。
敵地でブレーメンを1-3と粉砕したドルトムントは、5日にヨーロッパリーグのガバラ戦をホームで戦い、8日にシャルケとのルール・ダービーに臨む。
【得点者】
9分 0-1 ロイス(ドルトムント)
32分 1-1 ウジャー(ブレーメン)
44分 1-2 ムヒタリアン(ドルトムント)
72分 1-3 ロイス(ドルトムント)
【了】