負傷によりまたも離脱することとなったFWセオ・ウォルコット【写真:Getty Images】
アーセナルに所属するイングランド代表FWセオ・ウォルコットが、現地時間27日に行なわれたキャピタル・ワン・カップ4回戦のシェフィールド・ウェンズデー戦で負傷したが、これにより12月まで離脱する可能性が浮上した。31日に英紙『デイリー・スター』が報じている。
ウォルコットのけがの状況についてアーセン・ヴェンゲル監督は「遅くとも代表ウィーク明けには戻ると思っている。イングランド代表からも外れるだろう」と語り、復帰の見通しは11月中旬から12月ごろになると明かした。
2006年にアーセナルに加入し、まもなく10年目になろうとしているウォルコット。少年のときから才能を発揮し、若干16歳でプロデビューするなど頭角を現した。アーセナルでは通算316試合に出場し80得点を記録し、一見すると順風満帆に選手生活を送っているように見えるが、実は負傷離脱することがとても多い選手である。
2008年11月に負傷し、手術を受けるなどして約3ヶ月ほど戦列を離れると、2009年にも膝の問題から再び離脱。その後も負傷離脱を繰り返し、2014年には十字靭帯破裂という大怪我を負って1年を棒に振っている。そして今年もふくらはぎの負傷から長期離脱することとなった。
今夏に契約更新し2019年まで期間を延ばしているウォルコットだが、毎年のようにけがを繰り返している。これまでの負傷離脱日数を合計すると620日を超え、トータルで2年弱となる。ウォルコットが負傷によって離脱した期間は以下の通り。
▽ウォルコットの総離脱2年間の怪我年表
2008年11月 肩(7日)
2008年11月 手術(95日)
2009年8月 背中(5日)
2009年8月 背中(21日)
2010年9月 くるぶし(38日)
2011年2月 足関節捻挫(38日)
2012年4月 ふくらはぎ(21日)
2012年10月 肺挫傷(13日)
2012年11月 筋肉障害(7日)
2012年11月 肩(11日)
2012年12月 ふくらはぎ(14日)
2013年9月 腹筋(60日)
2014年1月 十字靭帯破裂(282日)
2015年10月 ふくらはぎ(11月中旬から12月まで)
【了】