キッカー誌は香川ら主力の先発を予想
あまり余韻に浸っている時間はない。2015年10月28日に行われたDFBポカール2回戦、ドルトムントはSCパーダーボルンに7-1で勝利した。試合後に香川真司は「次はすぐ試合がある」と言った。
「中2日で続いているから、(次は)リーグでアウェイなので、それはまたちょっと時間があるので、しっかり勝ち切りたいと思います」
パーダーボルン戦では鮮やかなループで1ゴールを決めたが、既に香川は次の試合、ブレーメン戦に向けて切り替えているようだった。ブンデスリーガの第11節は、31日にアウェイで行われる。
大勝の翌日、ドルトムントのブラッケル練習場では、午前10時過ぎよりトレーニングの冒頭約1時間がメディア向けに公開となった。まず、昨夜は出番のなかったバイデンフェラーが現れ、静かにジョギングを始める。ゴールの前に立つと、コーチと2人で集中してトレーニングをこなしていく。曇り空の下、空気は引き締まる。
今季はヨーロッパリーグのみの出番となっており、ブレーメン戦でもベンチに座る可能性は高い。それでもバイデンフェラーの姿勢は、既にブレーメン戦に向けて切り替わっている。1つ1つの動作に、余念がない。
ゴール前の練習を終えたバイデンフェラーは、再び1人でジョギングを始めた。あるドイツ人のカメラマンの前を過ぎるときには、笑顔で「おはよう!」と上機嫌である。
29日付の『キッカー』誌は、ブレーメン戦のドルトムントの先発予想を次のとおりとする。
【GK】ビュルキ、【DF】ギンター、ソクラティス、フンメルス、シュメルツァー、【MF】バイグル、ギュンドアン、香川、ロイス、ムヒタリヤン、【FW】オーバメヤン。