吉田麻也(左)と香川真司(右)【写真:Getty Images】
プレミアリーグのサウサンプトンは現地時間28日、キャピタル・ワン・カップ4回戦でアストン・ヴィラと対戦した。
この試合に右サイドバックとして先発出場した日本代表DF吉田麻也は、見事なミドルシュートで先制点を決め、2-1の勝利に貢献している。
吉田は29日に自身のブログを更新し、「幸運にも点が取れたので良かったですがやっぱりサイドバックとしてはまだまだ全然ですね」と喜びながらも課題点は多いと綴っている。
しかし、吉田には気になる点がもう一つあるようだ。「僕が点取ったとき、かなりの確率で香川の真司さんも点取ってニュースを持っていかれるという負の連鎖がよく起こります」と続けている。
吉田がゴールを挙げた同日、ドルトムントの香川真司はDFBポカール(ドイツ杯)パーダーボルン戦でゴールを決めていた。
それでは、吉田の“予感”は的中しているのだろうか?
吉田がサウサンプトンに移籍して奪ったゴールは、リーグとカップ戦を含んで4得点。初ゴールは2013年11月6日のリーグ杯サンダーランド戦(1-2の敗戦)だった。当時マンチェスター・ユナイテッドに所属して香川は、直近の11月2日フラム戦と10日のアーセナル戦でゴールは決めていない。
それでは2点目はどうだろうか。吉田の2点目は2014年2月22日のウェスト・ハム戦(1-3で敗戦)だが、同日に行われたクリスタルパレス戦で香川はベンチに座ったまま90分を過ごしている。
そして吉田にとっての3点目は2014年12月20日のエバートン戦(3-0で勝利)。ドルトムントに復帰した香川は同日にブレーメンと対戦したが、やはりここでもゴールはなかった。
VVVフェンロ時代まで遡れば、5得点を決めた2011/12シーズンのうち2得点は香川と同日にゴールを決めている。しかし、吉田がイングランドへ移籍してからは2人が同日のゴールを決めたケースはなかった。
やはり、吉田と香川は“シンクロ”していないのだろうか? この検証結果を知ってか知らずか、「シンジられな~い」という言葉でブログを締めている。
というのも、このブログの文頭で吉田は「たこ焼きパーティー」をしている様子を明かしていたのだが、香川もほぼ同時期にチームメイトの丸岡満らと「たこ焼きパーティー」をしている様子をツイッターで公開している。
Tako-yaki party with my friends!! pic.twitter.com/iecNxMyZIz
— SHINJI KAGAWA / 香川真司 (@S_Kagawa0317) October 29, 2015
「日本の10番なんだからしょっちゅう点とるし、まぁ被ることもあるだろう。むしろみんな点取ってハッピーや!」と香川を称賛した吉田。
2人のゴールに“シンクロ”はなかったが、別の部分でシンパシーを感じているのかもしれない(?)
【了】