トルコ代表を選択したマインツのMFユヌス・マッリ【写真:Getty Images】
マインツに所属し、ドイツとトルコの二重国籍を持つ23歳のMFユヌス・マッリが、トルコ代表を選択したようだ。29日に独紙『キッカー』が報じている。
マッリはU-17からU-21までの各年代別ドイツ代表として活躍していた。だが、ドイツ代表に招集されることはなく、親の生まれ故郷でもあるトルコの代表としてプレーする道を選んだとのこと。同選手の代理人が明かしている。
「難しい決断だったと思うが、彼にとって次のステップとなるだろう。トルコ側は彼を熱心に誘っていたよ。二重国籍に関する手続きも問題ないみたいだ。もう少し早ければ、欧州予選のチェコ戦とアイスランド戦に招集されていたかもしれない」
マッリは今季公式戦12試合に出場し6得点を決めている。昨季まで所属していた得点源の日本代表FW岡崎慎司がレスター・シティに移籍したが、その穴埋めとなる活躍を見せていた。
日本代表FW武藤嘉紀と共にチームに欠かせない存在となっているマッリ。リーグ戦では全10試合のうち9試合で1トップを務める武藤の後ろでトップ下としてプレーしている。
トルコ代表は11月にドーハでカタール代表との親善試合を予定しているが、そこでマッリが代表デビューする可能性もあるかもしれない。
【了】