吉田麻也【写真:Getty Images】
サウサンプトンのDF吉田麻也は、28日のキャピタル・ワン杯4回戦に先発出場し、51分にミドルシュートで先制点を挙げた。チームはアストン・ヴィラに2-1で勝利し、5回戦進出を決めている。
右サイドバックで先発した吉田は0-0で迎えた51分、ガストン・ラミレスとのパス交換で中央のスペースを突き、ミドルシュートで貴重な先制点をもたらした。そして、このゴールは「予感」があったと、クラブ公式サイトで明かしている。
「ガストンかグラツィアーノ(・ペッレ)とのワンツーからゴールできるかもしれないと、ジョゼ(・フォンテ)やドゥサン(・タディッチ)と話していて、シュートのイメージは持っていた。そうしたらガストンから最高のパスがきたんだ。そしてグラツィアーノもい動きをしていた」
キャピタル・ワン杯ではチェルシーやアーセナルに続き、マンチェスター・ユナイテッドも敗退した。吉田はこれをチャンスととらえている。
「チェルシーやアーセナルのようなビッグクラブが負けたことは、より上のラウンドに行く大きなチャンスだね。今僕らはタイトル獲得の大きなチャンスを掴んでいる。監督は常にカップ戦とリーグ戦は同じくらい重要だと言っているし、僕らも同じように思っている」
そして、この試合が自身にとっても出場機会を得るための大事なステップになると考えているようだ。吉田は「控えメンバーにはビッグチャンスになると僕たちは分かっていた。僕にとっては本当に重要な試合だったし、左右のサイドバックで出るチャンスをまたつかみたい」とレギュラーポジション獲得に意欲を見せている。
サウサンプトンは週末のプレミアリーグでボーンマスと対戦する。この試合の活躍がリーグ戦につながるだろうか。ミドルシュートでのゴールは監督に対して素晴らしいアピールとなったに違いない。
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