逆転できたことが良かったと語るMF香川真司【写真:Getty Images】
DFBポカール(ドイツ杯)が現地時間28日に行われ、ドルトムントはパーダーボルンと対戦した。日本代表MF香川真司は公式戦5試合連続で先発出場を果たしている。
序盤にドルトムントはパーダーボルンに押される展開が続いた。すると21分、GKロマン・ピュルキのミスからスルジャン・ラキッチにボールを奪われ先制点を許してしまう。
それでも直後の25分にアドリアン・ラモスのゴールで同点にすると、ゴンサロ・カストロの2ゴールや香川の得点などもあり、7-1の大逆転勝利をおさめている。
試合後、香川は「先制されましたけど、しっかりと逆転できたことが良かったと思います。前半にしっかり得点を取れたことが後半につながったし、前半で勝負はあったと思います」と語った。
今回のような逆転劇は1度や2度ではない。ヨーロッパリーグ(EL)プレーオフのオッド戦の2度の逆転勝利から始まり、ハノーファー戦、ELのクラスノダール戦、そしてドイツ杯2回戦のパーダーボルン戦と今季だけで5度も逆転勝利をおさめている。
また、ホッフェンハイム戦やPAOK戦では先制された後に追いつき、ダルムシュタット戦では一度逆転した場面もあった。
このように、今季のドルトムントは随所で勝負強さを見せている。香川が言うように、前半のうちに取り返せる“なにくそ魂”があることがドルトムントの強さにつながっているのかもしれない。
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