1ヶ月ぶりとなるゴールを決めた香川真司【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司は現地時間の28日、DFBポカール(ドイツ杯)でパーダーボルンと対戦し7-1と大勝を収めた。この試合で同選手は9月20日のブンデスリーガ・レバークーゼン戦以来、1ヶ月ぶりに公式戦でゴールを記録している。
チームは先制を許してからの逆転となった。香川は「2部の相手でドイツ杯ということもあり、集中力を欠いていた」と油断を認めたものの「長いシーズンが続くので、こういうことは必ずある。大地なのは結果なのでよかったです」と勝ち切ったことを評価した。
今季ここまで公式戦で8アシストと絶好調を維持してきた香川。一方でリーグ戦では2ゴールと得点力を課題に考えてきた。1ヶ月ぶりにゴールを決めたことについては「その前に2本くらいチャンスを外していたので、どうしても決めたかった」と満足感を表している。
トーマス・トゥヘル新監督を迎え、今季はインサイドハーフ気味にプレーする香川。以前よりスタートポジションは下がったものの、鋭い飛び出しから決定機に絡んでいる。同選手自身も「凄くタイミングよく前に入っていけている」と手応えを感じているようで、「引かれた相手には低い位置から入っていった方が効果的」と指揮官の戦術を称賛した。
これで今季通算6ゴール8アシストを記録した香川。ゴール、アシストともに2桁が見えてきた。週末はブンデスリーガ第11節でブレーメンと対戦する。この勢いに乗ってリーグ戦のゴールに期待が集まりそうだ。
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