本田(左)とスソ(右)はボアテング(中央)加入の影響を受ける?【写真:Getty Images】
シャルケで構想外となっているケビン=プリンス・ボアテングは、古巣ミラン復帰が濃厚となっている。その給料をねん出するため、何人かの選手が放出されるようだ。伊『カルチョメルカート.com』が伝えた。
長期間トップレベルでプレーしていない“元10番”に投資するリスクはあるが、シニシャ・ミハイロビッチ監督はインテルとの親善試合で72番を与えてプレーさせるなど、ボアテングの実力に信頼を置いている。
同選手を迎え入れるにあたり、ポジションの被る本田圭佑とスソがチームを離れると見られている。CSKAモスクワからフリーで加入した前者は、これまで報じられてきたようにエバートンやトッテナムなどプレミアリーグ方面への移籍が有力視されている。
一方、今年1月にミランへ加入して以降出場機会を得られず苦しんでいるスソは、母国スペインへの復帰が取りざたされている。興味を示しているのはバレンシア、ビジャレアル、マラガの3クラブだ。
バレンシアはソフィアン・フェグーリに退団の噂があり、新たな攻撃的MFの獲得を望んでいる。一時は本田も候補に挙がっていたが、スソは日本代表MFの確保に失敗した場合の第2候補としてリストアップされているようだ。
リバプールからアルメリアに期限付き移籍した際は年間を通してプレー時間を与えられたように、母国での評価は相変わらず高く、1993年生まれのスソに期待する声は未だ少なくない。
ボアテングが復帰となれば本田とスソは今以上に出場機会を減らすことが濃厚で、入れ替わる形で退団する可能性は非常に高いと言えるだろう。
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