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マドリーがソシエダを粉砕、CR7ハットで得点ランク単独トップに

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ベンゼマ、ケディラもゴール
ベンゼマ、ケディラもゴール【写真:goal.com】

9日のリーガエスパニョーラ第13節、3位レアル・マドリーは本拠地サンチャゴ・ベルナベウでのレアル・ソシエダ戦で5-1の大勝を飾った。翌日に試合を控える首位バルセロナ、2位アトレティコ・マドリーとの勝ち点差を、それぞれ3と2に縮めている。

クラシコでのセルヒオ・ラモスのアンカー起用後、ベルナベウでブーイングを受けたアンチェロッティ監督。S・ラモスを右サイドバックで起用した前試合ユヴェントス戦(2-2)でもメディア、ファンの信頼を勝ち取ることはかなわず、この一戦での観衆の反応に注目が集まった。

しかし蓋を開けてみれば、ベルナベウの南スタンドに陣取る“ウルトラス・スル”は抗議のためか、多数のメンバーが欠席。マドリーは静寂が支配するベルナベウで、ゴールラッシュを披露した。

まず12分、シャビ・アロンソの鮮やかなサイドチェンジを左サイドで受けたベンゼマがクロス。ボックス内右にフリーで位置していたC・ロナウドがトラップし、角度のないところからシュートを沈めた。また18分には左サイドを突破したC・ロナウドの折り返しから、ベンゼマがダイレクトシュートで加点。27分にはイニゴ・マルティネスのハンドでPKを獲得し、キッカーのC・ロナウドがこの試合2点目を決めている。

マドリーの勢いはその後も衰えず、36分にはケディラがチーム4点目を記録。カルバハル、ベイルとつないだボールをボックス手前で受けたドイツ代表MFは、右足から豪快なシュートを放ってネットを揺らした。公式戦ここ3試合でベイル、ベンゼマ、C・ロナウドの“BBC”トリオだけが得点(計15ゴール)を決めていたマドリーが、その流れを絶ち切って試合を折り返す。

盤石な点差としたマドリーは後半から急激にペースを落とし、61分にはソシエダの失点を許す。カルロス・ベラのパスをペペがクリアし損ね、グリーズマンにGKディエゴ・ロペスが守るゴールを破られた。アンチェロッティ監督は71分、戦列復帰を果たしてから間もないX・アロンソに代えて、イジャラメンディをピッチに立たせる。

その後も停滞した状況が続くも、C・ロナウドが目を覚ますようなシュートを叩き込んだ。76分に迎えた、ボックス手前左からの直接FK。ポルトガル代表FWが右足を一閃すると、ボールは一直線にゴールに突き刺さった。C・ロナウドがマドリーで3得点以上決めたのは25回目となり、通算得点は216試合225得点に。今季のリーガ得点ランクでは、13得点のジエゴ・コスタを3点上回って単独首位に浮上した。

“ウルトラス・スル”の少数のメンバーが少しずつチャントを歌い始めるなか、アンチェロッティ監督はケディラ、ベンゼマを下げてイスコ、モラタを投入。この前まで強烈なブーイングを吹かれていたベンゼマは、スタンディングオーベーションを受けながらピッチから下がっている。

その後、ソシエダの反撃をD・ロペスの堅守を中心に防いだマドリー。88分にはC・ロナウドのクロスから、モラタが無人のゴールにシュートを放つも、これは枠の左へ飛んだ。追加点こそ奪えなかったマドリーだったが、大量得点で終了のホイッスルを迎えた。なお試合後のベルナベウは、「クリスティアーノ、バロン・デ・オロ(バロンドール)!」と、チームのアイドルに世界最優秀選手賞が与えられることを要求している。

Goal.com

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