先制ゴールを決めたカルロス・バッカ【写真:Getty Images】
【ミラン 2-1 サッスオーロ セリエA 第9節】
イタリア・セリエA第9節が現地時間の25日に行なわれ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランはホームでサッスオーロと対戦した。
戦前は先発予想だった本田だが、ミハイロビッチ監督は右ウイングにFWチェルチを選択。また、GKには16歳の天才GKドンナルンマが選ばれセリエA史上最年少先発記録を樹立した。一方、サッスオーロは“ミランキラー”ことFWベラルディが先発を果たす。
両チームのスターティングメンバーは以下。
【ミラン:4-3-3】
GK:ドンナルンマ
DF:アバーテ、アレックス、ロマニョーリ、アントネッリ
MF:クツカ、モントリーボ、ポーリ
FW:チェルチ、バッカ、ボナベントゥーラ
【サッスオーロ:4-3-3】
GK:コンシーリ
DF:ヴルサリコ、カンナバーロ、アチェルビ、ペルーゾ
MF:ラリービ、マニャネッリ、ミッシローリ
FW:ベラルディ、デフレル、フローロ・フローレス
ミランは本田に代わって先発を務めるチェルチを中心に攻撃を組み立てていく。すると29分、チェルチのスルーパスから抜けだしたFWバッカがGKに倒されてPKを獲得。GKコンシーリは退場となってしまう。このPKをバッカ自身が冷静に決めてミランが先制に成功する。
続く38分には、ポーリのスルーパスからバッカが抜けだす。クロスはチェルチと合わなかったものの、ミランが順調にチャンスを作り出していく。
しかし、後半サッスオーロが“この男”のゴールで同点に追いつく。ゴール前でFKを得ると、キッカーは“ミランキラー”ことベラルディ。狙いすましたシュートはGKの逆を突きゴール左隅に吸い込まれた。この天敵のゴールでベラルディはミラン戦6試合で8ゴール2アシストを記録した。
追加点を決めたいミランはポーリに替えてL・アドリアーノを投入。布陣を4-3-3から4-4-2に変更する。さらに70分にはクツカに替えてMFベルトラッチを投入する。
すると85分、ついに勝ち越しゴールが生まれる。CKからL・アドリアーノがヘディングで押し込んだ。90分にはチェルチに替えて本田を投入する。
そのまま試合は2-1で終了。ミランが4試合ぶりの勝利を手にしている。
【得点者】
32分 1-0 バッカ(ミラン)
53分 1-1 ベラルディ(サッスオーロ)
86分 2-1 L・アドリアーノ(ミラン)
【了】