本田は3トップの左FWで先発の予想
果たして、どうなるのだろう。3試合にわたって先発から外され、前節トリノ戦ではわずか6分間の出場にとどまったミランの本田圭佑だが、本日25日のサッスオーロ戦に先発するという可能性があると24日の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は報じていた。23日の練習で、左FWとして練習させられていたというのがその根拠である。
これまでの報道では、本田はアレッシオ・チェルチと4-3-3の右ウイングの座を争うとみられていた。しかしミハイロビッチ監督は、トリノ戦で左ウイングを務めていたジャコモ・ボナベントゥーラをインサイドMFに下げ、左FWに本田を入れることも試していたのだという。
中盤ではアンドレア・ベルトラッチが故障し、招集には間に合ったものの先発起用は無理。そのためにボナベントゥーラを中盤で使うことも画策しているようである。
そして、この左FWというポジション。水曜日に行われた親善試合ルイジ・ベルルスコーニ杯・インテル戦で本田が試されていたものだった。その印象はどうだったかといえば、前半はサイドで孤立気味。後半は多く攻撃に絡んでいたが、3度の決定機を外していた。
左利きの本田だが、昨シーズンのミランや最近の日本代表でウイング起用される場合は右サイドだった。いわゆる“逆足ウイング”として配置することで、利き足をゴールへ向かせようというのがその狙いだ。
だがこの試合では、左利きとして左サイドに張られた。当然ボールは外側に置くことになるわけで、仕掛ける場合のアングルは縦方向に狭められる。連係のうまく整っていない前半では、サイドに孤立した本田は慣れないスピード勝負をさせられていた。彼を左に置くのは、あまり良い考えではないように思われた。