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バイエルン、ダービー制してリーグ無敗記録を更新

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アウクスブルクに3ー0
アウクスブルクに3ー0【写真:goal.com】

9日に行われたブンデスリーガ第11節、バイエルン対アウクスブルクのダービーマッチは、3-0でバイエルンが快勝した。これで昨季から続くリーグ無敗記録を37試合とし、記録を塗り替えることに成功している。

前節ホッフェンハイム相手に2ー1と逆転勝ちを収め、1982ー83シーズンにハンブルガーSVが記録した36戦無敗のリーグ記録に並んだバイエルンは、チャンピオンズリーグ(CL)でもビクトリア・プルゼニを下してグループステージ突破が決定。2002年から2003年にかけてバルセロナが樹立したCL9連勝の記録にも並んだ。

新たにシュバインシュタイガーが離脱するなど負傷者が増えてきているが、負傷明けのロッベンとチアゴがベンチ入り。シュバインシュタイガーの代役にはラームがポジションを上げて対応し、多くの負傷者を抱えるチームとは思えない陣容でアウクスブルクをホームに迎えた。

今季ここまで盤石に見えるバイエルンだが、課題の一つがホームゲームでの試合への入り方だ。結果的に勝った試合でも、序盤に失点を許して追いかけなければいけないという展開がホームゲームに多いことをグアルディオラ監督や選手たちも認めている。バイエルンのホームに乗り込むチームが、引いて守ってカウンターを徹底することも、ホームゲームを難しくしている要因だろう。

しかし、同じ過ちを何度も繰り返すようなチームが三冠を獲れるはずもない。4分、右CKをニアサイドのダンテが頭でそらすと、ファーサイドでフリーとなっていたボアテングが振り向き様に左足を振り抜く。強烈なシュートが対角線上に突き刺さり、バイエルンが幸先良く先制した。

このままバイエルンが一気にたたみ掛けるかに思われたが、王者相手に早くも先制を許したアウクスブルクはすぐに落ち着きを取り戻し、中盤でのタイトな守備とゴール前の粘り強い対人守備で危険なエリアにバイエルン自慢の攻撃陣を近づけさせない。リベリとアラバの強力な左サイドも完全に抑えているというわけではないが、簡単には突破させずに、決定機をつくらせなかった。

アウクスブルクの統制された守備を前に追加点をなかなか奪えないバイエルンだったが、41分にペナルティーエリア手前、ゴール正面の位置でFKのチャンスを得る。ゲッツェやアラバ、クロースがキッカーの位置に立つが、蹴ったのはリベリ。ゴール右上隅に強烈なシュートを叩き込み、バイエルンが待望の追加点を挙げて試合を折り返した。

後半に入ってもバイエルンのペースは続く。53分、カウンターから右サイドを抜けたリベリがペナルティーエリア内に侵入しシュートを放つも、ゴール左へとわずかに外れる。66分にゲッツェを下げてロッベンを投入。そのロッベンは68分、カウンターから右サイドでボールを受けると、得意のカットインからのシュートでチャンスを演出する。

73分、リベリのパスでペナルティーエリア左を抜けたアラバがしっかりと中央を見て折り返す。しかし、互いにフリーだったロッベンとマンジュキッチが被ってしまい、ロッベンのシュートミスで絶好機を逸してしまう。74分にミュラー、81分にキルヒホフを投入したバイエルンだが、決定的な3点目を奪えないまま試合は終盤へ。

86分のキルヒホフ、87分のロッベンの立て続けの決定機はGKヒッツがファインセーブで切り抜ける。しかし、アディショナルタイムにハンドで得たPKをミュラーが冷静に沈め、ホームのバイエルンが3ー0で快勝。長年破られることのなかったブンデスリーガの無敗記録を塗り替えることに成功した。

Goal.com

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