ホームでブレーメンに3-1【写真:goal.com】
9日に行われたブンデスリーガ第12節、シャルケ対ブレーメンの一戦は、ホームのシャルケが3-1で勝利を収めている。シャルケDF内田篤人は、先発フル出場を果たした。
序盤はホームのシャルケが攻める。16分、ショライのパスを受けたドラクスラーが、ボックス内中央で至近距離からシュート。しかし、左足で放たれたシュートはGKミリツの好守に防がれる。21分には、左サイドを突破したドラクスラーのクロスがブレーメンDFに当たり、GKミリツのこぼしたボールにショライが詰める。だが、これもポストに嫌われた。
好機を逸したシャルケに対して、ブレーメンが22分に一瞬の隙を突く。シャルケのビルドアップのミスを逃さなかったF・クロースが高い位置でボールを奪い、そのまま独力で持ち込みフィニッシュ。これが見事にゴールとなり、アウェーチームが先制に成功した。
前半のうちに追いつきたいシャルケは32分、ドラクスラーのパスで左サイドを崩し、アオゴが鋭いクロスを送る。だが、これもショライにわずかに合わない。38分には、良いタイミングでオーバーラップした内田にスルーパスが出る。これは通らずカットされたが、こぼれ球をノイステッターがミドルシュートで狙う。強烈なシュートだったがGKミリツの好セーブに遭った。
シャルケが左サイドをうまく崩し、アオゴが積極的に上がっていたため、内田は前半バランスを取ることに専念した。
1点ビハインドとなったシャルケは、後半になり守りに入ったブレーメンを攻め立てる。そして64分、ついに同点弾をもぎ取った。左サイドの浅い位置からドラクスラーがクロスを入れ、それをボアテングがブレーメンDFに競り勝ってヘディングシュートを決めた。
シャルケは、その後も攻め続ける。内田も前半以上に攻撃へ参加する回数を増やしていく。71分、攻め上がった内田がゴールライン際で粘ってクロス。ファーサイドで待ち構えていたマイヤーがシュートするが、これは枠から外れる。74分にはショライに代えてファルファンをピッチに送り込み、勝ち点3を奪いに行く姿勢を示した。
タイスコアのまま迎えた終盤、決定的な仕事をしたのは、またしてもボアテングだった。85分、左サイドからフクスがクロスを上げると、1点目と似たような形でファーサイドからヘディングを叩き込み、ブレーメンを突き放すゴールを奪った。
シャルケはアディショナルタイム、ドラクスラーの突破からパスを受けたファルファンがダメ押しゴールを奪い、完全に試合をひっくり返してホームで勝利を飾っている。