政治的問題でガバラ戦招集外となったMFムヒタリアン【写真:Getty Images】
ドルトムントを率いるトーマス・トゥヘル監督が、政治的問題で現地時間22日に行われるヨーロッパリーグ(EL)のガバラ戦で招集外となったアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンについて言及した。21日にドイツ『ディーヴェルト』が報じている。
ムヒタリアンの祖国であるアルメニアと、試合が行われるアゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフ自治州の領有権をめぐって対立しており、ドルトムント首脳陣はムヒタリアンを帯同させるのは危険だと判断。
同選手と話し合った結果、ドルトムントに残すことを決定したようだ。政治的問題がサッカーに絡んでいることについて、トゥヘル監督は不快感を示している。
「サッカーは政治的な葛藤、不安や心配から切り離されるべきだ。残念だが、リスクがある以上はこの決定を尊重して安全を考慮するよ」
ドルトムントは現在、勝ち点4でグループ1位につけていた。クラスノダールに勝利し、PAOKには引き分けているが、ムヒタリアン抜きでもガバラに勝利し勝ち点を積み上げたいところだろう。
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