PKを献上も同点弾決めたFWアントニー・マルシアル【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドを率いるルイス・ファン・ハール監督が、チャンピオンズリーグ(CL)のCSKAモスクワ戦でPK献上したフランス代表FWアントニー・マーシャルに対して厳しい言葉を述べた。22日に英紙『エクスプレス』が報じている。
ユナイテッドはCSKAモスクワのホームに乗り込んで対戦した。試合開始して15分に右サイドから駆け上がってきたマリオ・フェルナンデスが切り返そうとしたところ、浮いたボールをマルシアルがペナルティエリア内でハンドしてしまいPKを献上。
このPKをロマン・エレメンコが蹴ったがGKダビド・デ・ヘアが弾き出す。しかし、こぼれだまにつめたセイドゥ・ドゥンビアが決めてCSKAモスクワが先制に成功した。それでも65分、前半にPKを献上してしまったマルシアルがヘディングシュートを決めて同点に追いつく。
なんとか汚名返上となったものの、ファン・ハール監督は「マルシアルは愚かな対応を見せた」と厳しい意見を述べた。しかし、続けて「彼もまた人間だ。時にはそういうことも起こりうる」と慰める言葉も送っている。結果的に勝ち点4となり2位タイにつけた。不必要なファールを犯してしまった“神童”マルシアルだが、それもまた一つの教訓となることだろう。
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