カタルーニャ州最優秀選手賞にノミネートされたレアル・マドリーGKキコ・カシージャ【写真:Getty Images】
カタルーニャ州サッカー協会は、主催する最優秀選手賞のノミネート選手を発表した。
同賞は昨季最も活躍したカタルーニャ州出身の選手に送られるもので、バルセロナのDFジェラール・ピケとDFアレクイス・ビダル、レアル・マドリーのGKキコ・カシージャがノミネートされた。
前回はバルセロナからDFジョルディ・アルバも候補にノミネートされていたが、エスパニョールで活躍して今季からカタールのアル・ラーヤンSCでプレーするFWセルヒオ・ガルシアが最優秀選手賞を受賞している。
最優秀監督賞ではエスパニョールのセルヒオ・ゴンサレス監督、バイエルン・ミュンヘンのジョゼップ・グアルディオラ監督、さらに先日ラス・パルマス監督を更迭されたパコ・エレーラ氏がノミネートしている。
カタルーニャ人得点王はオーストリアのレッドブル・ザルツブルグに所属するFWジョナタン・ソリアーノが、49試合で46ゴールを記録して2年連続の受賞を果たした。
バルセロナやエスパニョールが本拠地を置くカタルーニャ州は独立問題に揺れており、9月に実施されたカタルーニャ州議会選挙では独立賛成派が過半数を取得し、独立へと進んでいる。
カタルーニャ州が独立となればバルセロナを含む複数のチームがリーガエスパニョーラからの脱退を余儀なくされる可能性もある。
カタルーニャにはFIFA非公認の「カタルーニャ代表」も存在しており、今回のカタルーニャ州最優秀選手賞も近年では継続して発表されている。
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