レアル・マドリーの医療チーム主任を務めるヘスス・オルモ氏【写真:Getty Images】
レアル・マドリー内部で、現在選手たちとクラブ医療チーム主任であるヘスス・オルモ氏の間で紛争が起こっていると、20日付け『マルカ』が報じている。
同紙によると、クラブはこの夏にチームドクターであるオルモ氏に全権を与えたが、選手たちの間で同氏は信頼を得られておらず、選手たちに取ってはこの決定は寝耳に水だった。
くすぶっていた火花は徐々に勢いを増し、ついに選手たちは選手間による多数決でオルモ氏がロッカールームへ入る事を拒否している。
選手たちはオルモ氏がロッカールーム内での情報をクラブ幹部陣へ密告していると不満を露にしており「不信感を生ませる人間をロッカールーム内にいれたくない」というのが理由である。
さらに相次ぐ負傷者や、選手たちが信頼していた古株もいるマッサージ師たちの解雇するなど不満は募るばかり。選手の中には今でも解雇されたマッサージ師たちの元に通うものもおり、この不満はいつかは爆発するものとみられていた。
今季のマドリーは負傷者が続出しており、過密日程によるプレシーズンツアーが原因という見方が強かったが、オルモ氏の存在も少なからず要因のひとつなのかもしれない。
選手たちは昨季すでにクラブにオルモ氏の離職を要求していたが、クラブ側はオルモ氏を後押しし、全権を与えたことで内紛となってしまったが、果たして問題解決はするのだろうか。
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