白熱のイタリアダービー。しかしピッチに長友の出番はなし…
16日のインテルvsユベントスで展開された、インテルサポーターのコレオグラフィーは久々に大作だった。まず昨季のCL決勝で、スタンドに設置されたビッグイヤーのオブジェに手を掛ける様を描いたユーベサポーターのコレオを再現。そしてそれにスクデット、コッパ・イタリアの二冠が増やされるが、結局はユベンティーノの夢オチで終わるという、手の込んだストーリーも作られていた。
観客数は7万9000人を突破、入場料収入は374万ユーロ(約5億800万円)とセリエAの新記録を達成した。チームが開幕からしばらく首位を走れば、仇敵ユーベとの”イタリアダービー”の雰囲気はやはり上がるのである。
ただこの試合で、またも長友佑都の出場はなかった。
実は途中から、アップも命じられていた。ベンチスタートとなった長友はフレディ・グアリンが投入された直後の後半25分からピッチサイドに送られ、ロドリゴ・パラシオやジョフレイ・コンドグビアらとともに体を動かしていた。しかしロベルト・マンチーニ監督はパラシオ、コンドグビアを試合終盤でピッチに送り、交代枠を使い切ってしまった。
これで第2節のカルピ戦で10分間出場したのを最後に、6試合連続でピッチから遠ざかることになった。ポジションをたらい回しにされたプレシーズンを経てインテルに残留したが、ここでの出場チャンスはもはやないのだろうか?